茶色い水

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2020年7月14日午前6時頃、私の住んでいる地区、東広島市河内町宇山で土砂崩れが起こり、2人の方が亡くなりました。(写真は引用です)

 私は、毎朝、猪や鹿などが罠に掛かっていないか日の出過ぎに見回っております。この日は、前日から猛烈な雨が一日中降っておりました。前日の夜から夜通し降った日で罠に掛かったことがありません。罠にはかかってないだろうけど、倒木や道路陥没など安全面で大丈夫か見回ろうと思いましたが、あまりにも雨が強すぎるので、止んでからにしようとパソコン作業などをしておりました。6時半ごろ、家の前を救急車と消防車が一緒に通過していきました。「これは、なんかあったかなあ」さらに、約10分後消防車がもう一台通過しました。これは、まずい、慌ててサイレンのなる方へ追っかけました。私が着いた時は2回目の土砂が崩れがおき、1階が押し潰された後でした。私のできることはない、出る幕ではないと思い、その場をあとにしました。

 結局、2人は助かりませんでした。私は、地域おこし協力隊として宇山に赴任してきて、「人口増やします」と言ったものの、この4年半で約50名ほど人口が減っております。何もしてあげれなかったことがとても悔やまれます。

 同じ過ちを繰り返さないために、運が悪かったで済ませてはいけない気がします。また同じ過ちを繰り返すことになるでしょう。2年前の豪雨災害でも夜中です。今回は明け方。夜中に雨が降る時は、前日の夕方までに、前もって避難勧告は出してください(避難所開設していないと避難する場所がありません)今回多くの人が避難勧告が出なかったことに違和感を感じたことでしょう。私も前日に出ないから市にクレームを出そうかと思ったが、何も起きなかったら、逆に何を素人がと思われてしまうと思い辞めてしまった。

私の後悔①市に避難勧告の催促をしなかった②宇山のグループラインがあるのですが、それをうまく活用してアナウンスすればよかった③1回目の土砂崩れの際(1階が崩れ落ちる前)、近隣の方が数名の人に電話をして助けを呼んだそうですが、私は起きていたのに呼ばれなかった。(次回は呼んでねと通達しました) 

 上の一つでも私がやっていたら、助けられたかもしれないなと悔やむばかりです。

 茶色い水:土砂崩れが起きる6時前に家の前を通った人の証言では、茶色い水が出ていたそうです。そう、茶色い水が流れ始めたら、土砂が間もなく崩れるサインです。このブログを見た方で大雨に日、家の周りに土手や山があって茶色い水が出来たら即、避難してください。

2020年7月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : 管 真一