農業は儲かるの?

 農家をやってみたいという人に少しでもヒント(参考)になれたらと思い読んでいただけたら幸いです。

 地域おこし協力隊を経て宇山(東広島市河内町)という過疎地に住んで農家をしています。中山間地域で生きていくためには(自営)、半数以上は農家&6次産業を選択することになるでしょう。インターネットで仕事するか、漫画家か、手に職をつけるか、農家など、限定されてしまいます。空き家を使って何かをするにしても空き家はあるが、貸して頂けるところがほとんどない。あってもボロボロすぎて改修費が莫大になる(これはほとんどの田舎あるあるです)そんなこんないろいろ考えて農業しかないと思い農業をしています。

 農業って儲かるの?

答えはYESでもあり、NOでもあります。 稼業を継いだ場合は儲かっている場合が多いでしょう。それは、植える土地があり、売り先があり、機械があり、なによりノウハウがあることが多いので儲かっている場合が多いです。 これが新規で農業をやろうと思うと相当大変です。

①まず、作物をつくる土地。

これを探すところから始まります。基本空いているところであまり良い土地は少ないでしょう。法面が多く草刈りする面積が多い、水はけが悪い、道路に近くなく畑まで随分歩く土地、トラクターも入れない土地が多いでしょう。もしくは山や竹林を開墾してつくるかになります。竹林や山を開墾するにしても場合によってはユンボやチェーンソーが必要になってきます。開墾したところは、栄養がないので、数年は作物は育ちにくいです。竹の場合は地下茎がしばらく残っているので、「きってもきってもどんどん生えてきます」

②機械 

何をつくるにもよりますが、トラクター、鍬、草刈り機、スコップ、のこぎり、耕運機は最低必須かなあと思います。初期投資に結構お金が必要になってきます。

③経験(ノウハウ)

インターネットや本、youtubeで調べればいいと思うかもしれませんが、誰かに教わりながら(失敗した経験のある人)やらないと絶対失敗します。さらにここ数年は地球温暖化による気象変化が(豪雨や台風が多くなっています)激しいです。簡単に考えていたらどえらい目に遭います。

 上の3つを読むと農業は難しいことがわかります。まず、なんの伝手もなく農業をやり始めると失敗して終わるでしょう。

どうやったら成功するか?

私なりに思うことは、準備や下調べと協力者が必要だということです。新規参入でいきなり始める場合、機械も土地(植える土地)もすべて貸してくれるもしくは譲ってれるところがいいでしょう。私のように地域おこし協力隊をしながら準備するのもいいでしょう。現場を見に来てくれていろいろアドバイスしてくれる人がいるといいでしょう。

ここ数年気象がおかしいので、気象変化に影響しにくいビニールハウスでの栽培がお薦めです。露地での栽培に限界を感じてきて思います。今年は特に晴れないずううううっと雨、雨。豪雨。

2020年7月28日 | カテゴリー : ブログ | 投稿者 : 管 真一

初ブログ 農業をはじめたきっかけ

なぜ農業をはじめたか?それは・・・

もともと将来、自営業をするのが夢だった。

いきなり自営業って何をしていいか?準備する時間もお金もない。

そんな時、地域おこし協力隊募集(3年任期)という記事を見た。

地域おこし協力隊ってなんだ??

人口減少や高齢化等の進行が著しい地方において、地方外の人材を積極的に受け入れ、地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図ることで、意欲ある都市住民ニーズに応えながら、地域力の維持・強化を図っていくことを目的とした制度であるそうだ(ウィキペディア引用)

地域貢献と自営業をする準備期間にぴったりだと思った。これは地域おこし協力隊をしよう!!

なぜ東広島?

それは地元大阪から遠くもなく、田舎でありながら都会(西条や広島市)に近いというのと、面接時懇親会をして頂き、その時に宇山の人柄に魅力を感じた。ここだ!!」俺の次のステージはここだ!!と感じた。

いろいろ考えたあげく、信号もない交通の便もよくない、店をやるにしても土地もない、これは農業しかない、農業を選ばざる得なかったというのが本音だろう

なぜニンニク?

宇山という地域は急斜面の土地ばかり。広大な畑があるわけでもなく、法面(のりめん)といわれる草刈り地獄がある。これでは、単価の低いものを売っていては生計がなりたたない。そう思い、思いついたのが、にんにく、わさび、生姜。わさびは綺麗な水がいるので、水を引ける土地が借りれそうにないので、却下。宇山の気温が仙台とほぼ同じなので、これは青森産のホワイト6片ができるのではないだろうか・・・ビンゴ  

見事できるではないか。目の付け所は天才!?

ということでニンニクをメインに、スイカ、果樹、キムチをつくっています。

長々とすみません。もっと聞いてもらいたいのですが、初ブログのためこの辺で。

2020年3月6日 | カテゴリー : ブログ | 投稿者 : 管 真一